車椅子の女性利用者さんと、
その車椅子を押して外出された
男性利用者さんの間で
起こった出来事です。

歩道にある、
歩行者は何気なく通り過ぎるような
ありふれた段差を通った時、
車椅子がガタガタと揺れていました。

その振動に、少し怪訝な顔をされる
女性利用者さんを見て、
職員は「道が悪いなぁ…」と
思っていたんだそうです。

すると、車椅子を押していた
男性利用者さんが
女性利用者さんを覗き込んで
「ごめんね…」と仰いました。

ごめんねの後に
（もっと上手に押してあげたいんだけど…）
という言葉が聞こえてくるようで、
その優しさに、
なんだか心温まる瞬間でした。

後日談ですが、
定期的に行われている運営推進会議から
この話が市の担当者まで伝わり、
今ではスムーズに通れるよう舗装されました。

ご賛同くださり、
実現に向け行動してくださった皆様に
御礼申し上げます。