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2023年05月31日
「 認知症ほのぼの回顧録 」<平成30年7月版 >
〝 帰宅願望 〟
サポートハウスの利用者さんの中にも、
「家に帰ります。」と、かばんを片手に
玄関に向かわれる方は珍しくありません。
じつはこれ、ご自身の家にいても訴えられる事のある、
認知症の症状のひとつなのですが、
もし「家に帰りたい」と訴えている利用者さんの姿を
ご家族が目にされたら…
悲しいような、申し訳ないような、
なんとも言えない切ない気持に
なってしまわれるのではないでしょうか。
実際、帰宅願望を訴える利用者さんに対して、
どうしてさし上げるのが最善なのかと、
頭を抱えるスタッフも少なくありません。
〝帰りたい〟理由は様々ですが、
認知症初期は、比較的直近の記憶から
失われていくと言われており、
サポートハウスに入所している事を
理解出来なかったり、忘れてしまったり。
状況を受け入れきれない、
環境に慣れないなどの
不安があったり。
スタッフの事を認識できず、
介護される事に、
遠慮や抵抗がある方も
いるかもしれません。
帰りたい理由を聞くと、
「お腹が空いた」
「ごはんの時間だから」と答える方も
みえました。
「この場所で、安心して暮らして頂きたい。」
私たち職員が、
利用者さんの「帰りたい」という言葉に隠された
本当の意味を見過ごす事のないように、
日々、「どうして?なんで?」と疑問を持ち、
一人一人としっかりと向き合いながら
寄り添っていきたいと思っています。