先日、一人の男性利用者さんが、
近くのコンビニまで買物に出られました。

一見すると、
ごく当たり前の光景なのですが、
認知症の方にとっては、
帰り道や、帰る家が
分からなくなってしまうかもしれない、
リスクも伴うことなのです。

特に、コロナ禍は、
マスクをつけたり、
ソーシャルディスタンスを
保ったりする必要性から、
利用者さんだけでの外出は控えていた為、
おおよそ、三年ぶりとなる一人での買物。

コロナ自粛で、
今まで当たり前だった道を
忘れてしまってはいないだろうか。

忍びのように気配を消しながら、
そ～っと利用者さんの後をつけるスタッフも、
期待と不安が入り乱れるような
複雑な心境でしたが、

結果は、コロナ前と変わらず、
ご自身の歩幅とスピードでお店へ向かい、
馴染みの店員さんと挨拶を交わして、
元来た道を迷うことなく
帰ってみえました！！！

「ただいま」と帰って来た利用者さんも、
「おかえりなさい！」と迎えるスタッフ達も、
なんともいえない満足感と
安堵に包まれた表情をしていましたよ( *´艸｀)

当たり前の事が、
これからもずっと当たり前で
あり続けますように！